『歩未がうまれた経緯と母の想い』

当施設を設立した理事は、我が子に障がいがある親で設立しました。
私は、我が子が2歳になる頃、『この子はこのまま何もせず家に居て大丈夫なのだろうか？』と不安になり、障害を持つ子でも通える施設を幾つも廻り探しましたが、中々思うような施設に出会えるのは難しい状況でした。
そして支援学校に進級した今でも、医療行為が随時出来るところがない等、色々な理由で放課後デイに通えていない状況にありました。
そして何よりも私自身親として、多くの事を学び、吸収して成長できる幼年期は、とても大切であると思っていますので、ただ単に預けられれば良いというのではなく、どんな障がいを持った子でも、その障がいという不自由さを少しでも軽減して、多くの子供たち同士で一緒に色々な事をやりチャレンジして体験して欲しいと思っています。
そして、この子供たちに一つでも多くの『出来た』とうい自信と『楽しい』という笑顔を感じて成長して欲しい・・・

そしてそれを、いつでも側で見守って支えてくれる人が居る環境が出来るのであれば、それは上手く表現できない子供たちにとって『自分を理解してくれようとする人が側にいる』それだけで安心と幸せを感じて生きて行けるのじゃないかと思います。
そして、私自身親として、子供の置かれる環境が常にそうであって欲しいと思っています。

なので、当施設は1人1人の色々な個性と想いに応え、気が付いてあげられるように・・・
そして、当施設に通ってくる子供たちの、良き理解者であり続けたいと思っています。
そして大人になっても、この地域に暮らす1人として、外に出ても安心して、多くの人に関わり、その中で色々な事を体験し感じて、笑顔で暮らして欲しいと切なる想いが有ります。
また、障がい児を持つ親御さんも、安心して自分の時間をもち、自分を責めず、自分なりの人生を笑顔で豊かに生きて欲しいと願っています。
そして、私たち自身もそうありたいと願い、この施設を考え、歩未は生まれました。
ありのままのあなたと、ゆっくり手を繋いで、未来を歩いて行こう。